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Episode1～幻のタウリンを探せ！～

動脈硬化・糖尿病・心不全などの生活習慣病に効果が高いことで知られる”タウリン”
タウリンの原料は、ほとんどが牛由来でした。ところが2000年代の初頭BSE問題により混乱が生じます。タウリンの原料供給が不安定になると、あるメーカー様から依頼が入りました。

「牛由来に変わる、タウリンを探して欲しい。」

調査は難航を極めます。
最初に目をつけたのは牡蠣由来のタウリン、しかし非常に高価で依頼者の要望に見合いません。
他の家畜をあたりますが、飼料に肉骨粉を与えられている動物は新たな病気の懸念があります。

メディエンスが求める《安全な原料》《安定した供給》を満たす原料が見つかりません。医薬品では使用可能である合成タウリンも、食品分野では使用が許されていません。

ありとあらゆる原料ネットワークを駆使しますが、これという情報も得られず数週間。八方塞がり、お客様へ調査報告とお詫びの連絡を入れようとしたその時に問い合わせをしていた某国の商社から情報を受けました。

伝染病の発症例もなく安全、個体数が多く安定した供給が可能、牛由来と同様の価格。

求めていた条件にぴったりとあてはまったのは、ヤギ由来のタウリンでした。その後は早速原料産地へ飛び、さらに詳細な調査を行いました。

現在もヤギ由来のタウリンは、日本取り扱いは弊社だけ。
ご依頼いただいたお客様にも大変喜んでいただいた記憶に残る案件となりました。

Episode2～品質管理の行き届いたチアシードを入手せよ！～

近年、健康志向の高まりから日本にもすっかり定着した感のあるスーパーフード。
スーパーフードとは、一般的な食品よりも栄養価が高い食品と広く定義されています。

アサイー、カカオ、ノニ、マヌカハニー・・・どれも耳馴染みのある食品で、”チアシード”もここ数年話題になったスーパーフードのひとつです。市場にはチアシード関連の商品が続々と登場し飽和状態かと思われたころメディエンスに依頼がありました。

「異物混入などの問題がない、品質管理のしっかりしたチアシードはないか？」

詳細をうかがったところ、チアシード自体の供給量は十分であるが品質について問題があるものが多いとのこと。問題とは特に、木の枝や小石などの異物混入。お客様からのクレームも相次いでいるということです。残念ながらブームの渦中では、需要が多すぎて品質が置き去りにされる例が多々見受けられます。

「徹底した品質管理」をキーワードに高品質なチアシードの調査を始めました。
調査開始から間もなく、品質管理の体制を組み直せるという原料メーカーが見つかりました。原産地での品質管理を徹底することで日本でのコストを上げることなく高品質な原料を仕入れることが可能になりました。

メディエンスのチアシードは、自信をもっておすすめできる高品質な原料です。
ご依頼の食品メーカー様からも「クレームがすっかりなくなりました」と嬉しいお声をいただいています。

Episode3～ヘンプシードパウダーを安全に～

ここ数年、健康や美容に良いとされる食用油の種類がぐっと増えました。ヘンプシードオイルも栄養が豊富に含まれていてその健康効果が期待されるオイルのひとつです。このヘンプシードオイルを取り扱っているお客様からご連絡をいただきました。

「ヘンプシードを粉末で入手できますか？」

ヘンプシードオイルは健康的な食用油としては人気が高いものの、原料としては使い勝手が悪く、商品のラインナップが増やしづらいため粉末化したヘンプシードを入手したいとのご依頼でした。

ヘンプシードは麻・大麻・大麻草と呼ばれているアサ科アサ属の植物。覚醒作用があるのは大麻草の中でも限られた種類の限られた部位のみですが、一歩間違えば麻薬となるので注意が必要な原料です。

メディエンスが選んだのは、大麻草の栽培が許されている国のなかで一番規制が厳しい国「カナダ」産原料。カナダでは、大麻草の種の販売・栽培・加工・加工品の販売・輸出・輸入とすべての過程で認可許可制をとり国と保健所と警察が連携して厳密に規制管理しています。その後も日本で厚生労働省所属の麻薬取締部で「発芽不能試験」を受け「発芽不能証明の取得」と手続きが必要です。

このように入手が難しい原料であっても、情報網と経験を活かしご要望にお応えします。

原料調査・調達は、「実績」のメディエンスへお任せください。